島全体がパワースポットといわれているハワイ島にも、日本の神様をお祀りする神社があることをご存知でしょうか?
かつて、ハワイ島には二十社近くの神社がありました。現在ではヒロ大神宮を残すのみとなり、ハワイ全島の総鎮守として鎮座しています。ヒロ大神宮は明治31年11月3日に「大和神社」として、新町ピオピオ街(現在のカメハメハ大王像そば)に創建され、日系移民の方々の心のよりどころとして大切にされてきました。
昭和17年12月7日、真珠湾攻撃により日米開戦後、当時の工藤宮司さんが逮捕・拘留され、交換船で帰国し、社殿は米国陸軍に接収されるなど、財産が返還されて活動を再開する昭和30年までの約15年間、活動停止を余儀なくされたという、悲しい歴史もありました。
今、こうして平和な世の中となり、国内外からいつでも好きな時に参拝することができるヒロ大神宮。
日本国民の総氏神の天照大御神と、伊勢外宮の御祭神でもある豊受大御神をはじめ、産土神の女神ペレ神や天神地祇八百萬神、祖霊神(ハワイ島先亡者の御霊)をお祀りしています。
ヒロ大神宮が鎮座するヒロは、ハワイ島の中でも雨の降りやすい地域といわれており、筆者が参拝した日も雨の予報でしたが、ちょうど雨が止んだタイミングで参拝することができました。
日本から参拝に来たことを、神様たちも察してくださったのかもしれませんね。
御守りなどの授与品も充実していて、ハワイらしいおしゃれなデザインのものばかりで、お土産にもとても喜ばれそうなものばかりでした。おみくじも、日本語と英語の両方で書かれており、漢字のシールも付いていて、日米両方の参拝者から喜ばれているように感じました。
筆者は人見知りな方ですが、堀田宮司さんの方からお声をかけてくださり、ヒロ大神宮やハワイの神社などのお話を伺うことができました。とてもお人柄の良い方ですので、参拝された際には、宮司さんから直接ヒロ大神宮のお話を伺うのも旅のいい思い出になりますよ!
ご朱印の判子のデザインが選ぶことができたので、筆者はハイビスカスを選びました。
ハワイ島に旅行される際には、ぜひ、ヒロ大神宮に足を運んで、アメリカの中の日本を感じてみてください。そして、ハワイ島で日本の神様も御守りされている堀田宮司さんに会いに行ってみてはいかがでしょうか?
ヒロ大神宮
所在地:10 Anela St. Hilo, HI 96720 USA
URL https://hilodaijingu.amebaownd.com/
ライター紹介
-
- スピペディア編集部
- この記事はスピペディア編集部が作成しました。
▼▼ハワイ島をもっと知りたい!というあなたのために、動画を作成しました。▼▼