アイオライト（Iolite）

天然石辞典

2016/8/10
天然石辞典

別名：コーディエライト（Cordierite）、ウォーター・サファイア、ダイクロアイ
和名：菫青石（きんせいせき）
主な産地：ブラジル、マダガスカル、ミャンマー、インド、スリランカ、タンザニア
硬度：7～7.5
成分：マグネシウム、アルミニウム珪酸塩
結晶系：斜方晶系
チャクラ：第六チャクラ（サードアイ）
身体：目、肝臓

アイオライトの名前の由来

アイオライトは、その石の色を表すギリシア語の“ion”（すみれ色）と“lithos”（石）より名付けられました。この鉱物の研究者であったフランスの地質学者コルディエ（P.L.A.Coldier）の名前にちなみ、鉱物学上では、「コーディエライト（Cordierite）」と呼ばれます。アイオライトは見る角度によって違った色に見えることから、『二つの色をもつ石』という意味のダイクロアイトと呼ばれることもあります。希少な無色のアイオライトは「ホワイト・コーディエライト」、アイオライトの中に鉄分（レピドクロサイトなど）が多く内包される「ブラッドショット・アイオライト」はとても希少で、一定方向に真っ赤に見えるのが特長です。見た目がサファイアに似ていることから、「ウォーター・サファイア」とも呼びます。

アイオライトの歴史と効果効能

その昔、大海原を渡る海賊たちがアイオライトの多色性を利用して、太陽の位置を測定して方位を算出していたそうです。そのため、本来の自分を取り戻し人生の指標を見つけ、夢や目標を達成するサポートをする石とされています。アイオライトがもたらすエネルギーによって、物事を冷静に捉えられるようになるため、人生に迷いが生じた時や、希望を失いかけた時に身に付けると、宇宙との繋がりを高めて進むべき方向へと導きます。

「ビジョンの石」とも呼ばれるアイオライト。霊的能力を高めて、サイキック能力を覚醒させてくれる石です。アイオライトを身に着けることで、本質を見抜く力を養ってくれるでしょう。「第三の目(サードアイ)」を活性化し、アカシックレコードへのアクセスをサポートします。また、感情的になりがちな心を静めてくれるため、物事が本質的な解決へと進むよう導いてくれるでしょう。

また、アイオライトは結婚へと導く「愛と結婚の守護石」ともいわれます。一途な愛を貫けるよう、信じる心を養い、二人の絆を強く守りながら、愛を育てていけるようにサポートします。親友や兄弟、親子などとの関係性をより深めたい時にも有用です。