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生命の起源、石の真相に迫る<第1回 石は生きている>

奇妙なタイトルだと思う方がいるかもしれません。普通に考えれば、奇妙です。
でも少し自分の常識や一般的な思考法から離れて、石のことを考えてみましょう。

人が生きている証をあなたは、どんなことで実感しますか?様々な意見があると思いますが、ボクは基本的に「死」を実感することで「生」は限りもなく輝き、手放すことなど考えられない至極の価値であると実感するのだと思っています。
それでは、人間にとって「死」とはどんな意味を持っているのでしょう?
それは、「死」は、人間がなんのために生まれどこに向かっていくのかという、生きる目的観の究極の答えが備わっているポイント、瞬間だということです。簡単に言えば、人間(生命)は、死ぬために生きるのです。最良の「死」を迎えることができれば、その人の人生は勝ったも同然です。

それでは、最良の「死」とはどんな「死」でしょう?
簡単に言えば、自然に死を迎えることができればそれこそが最良の「死」でしょう。死の恐怖に抗ったり、恐れたり、積極的に受け入れたりという、無理をすることなく、自然と「死」を受け入れる、まるで何も考えることなど不要な、自然の流れに沿った「死」。それが究極の、最良の「死」であるとボクは思っています。

人間はそれができない。難しい。ところが、なんなくそれを成し遂げているものがいます。そしてそれを無限に繰り返しているもの。それが、です。

実は、石にも生命がある。石は生きているのです。そんな馬鹿な、と思われますか?
それでは、石の生成と崩壊、そして再生というプロセスを見てください。そのことが端的に語られているのが、日本の国歌「君が代」です。

「さざれ石の巌となりて」という言葉があります。これこそが石の半生を的確に表現した言葉です。細かな砂粒のようなものが、長い年月をかけてぶつかり合いせめぎあい、凝り固まって巨大な巌となる様を端的に表現しています。やがてその巌に苔も生え存在感ある巨大な一枚岩にさえなっていくのです。ところが、それは半生です。もう半生がある。それはその巌も、雨露の浸食を受け、今度はさざれ石となり、砂粒へと戻っていくのです。それが石の一生です。石は長い年月をかけてそれを繰り返しているのです。あまりに長い一生なので、ボクらにその移ろいは理解できません。でも、現実に岩も生涯の時を刻み続けているのです。それを生命と言わずになんと呼ぶことができるのでしょう?生命そのもの、そうは思いませんか?

人が様々なように、石も様々。石が生命そのものであると実感できるもう一つのこと。それは石の姿かたちにも、人間同様二つと同じものがないということです。実はそこにこそ、生命の実相があるのです。生命には似たものはあるにせよ、同じものは二つとないという特徴があります。石にも当然似たものはあるが同じものはない。

それでは、その生命を形づくるものは何でしょう? 誰が考えてもそこには何らかの力が働いている。それが何かは、長い間謎でした。でもはっきりとわかったのです。それは波動です。唐突な感じを受けるかもしれませんが、間違いなく、波動です。その証明は不可能です。何しろなに一つ人間はわかっていなのですから。それでも、筆者は波動だと思います。

1950~60年代にかけて、宇宙物理学者の間で論争がありました。「光は粒子か、波動か」という、今考えれば全く愚にもつかない論争でした。しかし、その結論は意外なものでした。

「どちらでもある」

瞬間瞬間の有り様によって、光は粒子にもなり、波動にもなるという、言ってみれば量子論的結論が出たのです。実はこれがすべてです。次の回に、筆者がそう考える、その説明をしていくことにします。

 

ライター紹介

  • 加藤久明
    1949年7月、島根県松江市生まれ。早稲田大学文学部中退。大学入学と同時に商業劇団に入団。20歳までに自分の劇団を立ち上げるが、24歳で出版の世界に。「主婦と生活社」で当時珍しかったMOOKを制作したのを皮切りに、廣済堂「マネーライフ」「週刊時代」などの編集者となる。27歳でRock Magazin「ロッキンF」の副編として4年間活動。以降フリーランスの出版プロデューサーとして今日に至る。関わった月刊誌、週刊誌は数多。編集長として制作した雑誌も3誌、プロデュースした単行本も数十冊、自身の著作も数冊ある。その間に、超常現象などの不思議世界に興味を持ち、矢追純一、五島勉、韮澤潤一郎などにアプローチ、話を聞く機会を得た。個人的に超常・神秘現象などへの興味を深め、今日に至る。

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