茨城県鹿嶋市にある鹿島神宮は、人生のターニングポイントや節目に訪れるべき最強のパワースポットです。その由縁のひとつは、ご祭神のタケミカヅチ神にあります。
タケミカヅチ神は、日本神話で最強の神と言われている名高い神。日本を支配していた大国主から国を譲ってもらったという逸話があるのです。他の神々が失敗してできなかったことをタケミカヅチ神は、見事に成し遂げたのです。しかも、武力ではなく対話をして大国主から国を譲ってもらったのだそうです。
また、自らの剣を神武天皇に授けて窮地を救ったという伝説も。その剣は「ふつのみたまの剣」といわれ、現在鹿島神宮の境内の宝物館に保管されています。このタケミカヅチ神の伝説にもあるように、鹿島神宮を参拝すると勝負運や困難を乗り越える力が備わるといわれているのです。
さて鹿島神宮には、鹿が約30頭ほどいる鹿園があります。鹿は、古代から神聖な神の遣いとされていますよね!「もののけ姫」のシシ神様のように。ちなみに、鹿の角は「アントラー」といい、サッカーチーム鹿島アントラーズのチーム名の由来はここから来ているようです。そのような経緯もあり、毎年1月に鹿島アントラーズの選手や関係者は鹿島神宮にて必勝祈願を行っているそうです。
鹿園を越えて進むと、御手洗池という池があります。ここは年に一度神事の禊に使われる神聖な場所。池の中に鳥居があり、神秘的な雰囲気を醸し出しています。不思議なことにこの池の水位は、大人でも子供でも胸の高さまでになると伝えられているそうです!
鹿島神宮の一番奥には、要石という石が埋められています。昔からこの地方は地震が多く、それは地下で大ナマズが暴れているからだと信じられていたため、その大ナマズの頭を抑えるために置かれているのだそうです。この要石は、地表にほんの少ししか表れていませんが、地下の部分は非常に大きく長く、引き抜くことが困難であるといわれています。
江戸時代に水戸黄門で有名な徳川光圀が、七日七夜掘り続けても底が見えなかったので、作業を中止したという記録が黄門仁徳録に残っています。
一説によると、なんとこの要石は茨城県の隣千葉県香取市にある香取神宮に置かれている要石と地下で繋がっているという見解もあるそうです。筆者が訪れた際、この要石を守っているような存在がチラチラ見えました。一方で要石からは「抜いてほしい」というメッセージを伝わってきたのですが、その役割を背負うと大変なのでそっとしておきました。本当に必要なタイミングが現れたら適切な人が抜いてくれるはず。もしくは、自然と抜けるでしょう。
鹿島神宮が、最強のパワースポットであると言われるもうひとつの由縁は、鹿島神宮が富士山や皇居と同じレイライン上(波動が高いとされている直線の道)にあるためです。しかも、鹿島神宮は日本地図の中で、最も東に位置している神社であるため「はじまりの地」とも言われています。印象的だったのが鹿島神宮の境内が荘厳な巨木に囲まれていて、まるで異世界を訪れたかのような雄大な気持ちになれたこと。空気も、とても澄んでいました。
人生の転機やここぞといったパワーが必要なときは、ぜひ訪れてみてください!
鹿島神宮
所在地:茨城県鹿嶋市宮中2306-1
URL http://kashimajingu.jp
ライター紹介
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- みーこ
- スピリチュアルカウンセラー・講師、フリーライターをやらせてもらっています。 主婦でもあり、趣味は、読書、旅行、音楽(J-pop)、美容、占いなどです。 楽しく生活できて、生きるヒントを伝えていけたらなあ、と思っています(^^♪
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